サウンドトラック
カンダーとエッブのミュージカル『シカゴ』の映画版は製作に長いことかかったが、待っただけの価値は十分ある。ロブ・マーシャル監督による大きな変更は、 古典的なミュージカル・ナンバーを空想的な場面に変えたことで、これはもちろんCDではわからない。もっとも大事なのは、アレンジが生気に満ちあふれてい て、しかもこのショーの精神に忠実なことであり、キャスティングも的を得ていることだ。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは実際にそのキャリアをイギリスの舞 台でスタートさせており(『パジャマ・ゲーム』と『フォーティセカンド・ストリート』に出ている)、彼女がセクシーなヴェルマ・ケリーを演じるのはさほど 驚きではない。ロキシー・ハート役のレニー・ゼルウィガーのほうはいささか微妙な選択だが、彼女は歌の要求に見た目よくこたえられるところを見せている。 本当に思いがけなかったのは、ラッパーのクイーン・ラティファだろう。彼女は役柄にすっかりなりきって「ウェン・ユーアー・グッド・トゥ・ママ」を熱唱し ている。そこまではいいのだが、クイーン・ラティファ、メイシー・グレイ、リル・キムによるR&B調で繰り返された「セル・ブロック・タンゴ/ ヒー・ハド・イット・カミング」は説得力に欠けるし、アナスタシアの「ラヴ・イズ・クライム」も退屈そのものだ(厳格主義者は安心してほしい、これはエン ド・クレジットに重なっているから)。その一方、このCDにはボーナスが2つ付いてくる。映画版ではカットされた「クラス」と、カンダーとエッブがファイ ナル・カットのために書いたすばらしいデュエット曲「アイ・ムーヴ・オン」である。ブロードウェイ・ショーの映画化をだいなしにするのはじつに簡単だが、 幸いなことに、『シカゴ』はそれが正しく行われうることを証明している。(Elisabeth Vincentelli, Amazon.com)
2003年3月5日、ソニー・ミュージックエンタテインメントより発売
トラック
- All That Jazz
- Funny Honey
- When You're Good to Mama
- Cell Block Tango
- All I Care About
- We Both Reached for the Gun
- Roxie
- I Can't Do It Alone
- Mister Cellophane
- Razzle Dazzle
- Class
- Nowadays
- Nowadays/Hot Honey Rag
- I Move On
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ショー・チューン
以下の曲はミュージカル『シカゴ』のために書かれた楽曲です。
- 「オール・ザット・ジャズ」 (All That Jazz)
- 「ラズル・ダズル」 (Razzle Dazzle)
- 「近ごろは」 (Nowadays)
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